酒々井町の街道と道しるべのタイトル画像

 酒々井町は千葉県の北部中央に位置し、古代東海道などの陸路やかつて香取の海・印旛浦と呼ばれた水路が交差する場所にあり、遠い昔から街道の拠点として人と物が往来してきました。
 江戸時代には佐倉藩城下町、宿駅、幕府野馬御用の町として、また下総諸藩の参勤交代路、成田・芝山の参詣路の宿場として賑わい、多くの人々が酒々井町の街道を利用しました。このため酒々井の道には旅人の道中案内をはかるための道標が多く所在します。
 明治時代後期以降、交通手段は鉄道の開通、自動車の普及などにより大きく変わり、街道の道標は役目を終えましたが、酒々井町では場所の記憶を物語る大切な歴史資料として調査するとともに、ウォーキングなどの目印に活用できるよう調査成果を公開することといたしました。
 どうぞ酒々井町の街道に興味を持っていただき、歴史と文化の町「酒々井町」へお越しくだされば幸いです。

背景絵図は船橋市立西図書館蔵 『下総之国図』 慶長年間の頃(1596~1615)

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