(いじの じょうせんじ) 仏樹山浄泉寺、曹洞宗常陸大雄院末寺、本尊は十一面観音坐像。延徳二(1490)年、千葉氏の重臣である粟飯原(あいはら)豊後守が大雄院三世周恩和尚を開山として建立、当初は周心院といいました。明応四(1495)年の粟飯原豊後入道あて千葉孝胤文書と永正六(1495)年、粟飯原右衛門あて千葉勝胤文書が伝わります。また応永二十二(1415)年銘の鋳銅雲板(県指定)、銅造十一面観音坐像(室町時代、町指定)、木造正観音立像(室町時代、町指定)など貴重な文化財が伝わるお寺です。