公開日 2024年11月22日
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種(子宮頸がん予防接種)は予防接種法に基づく定期接種ですが、接種後に痛みが持続するなどの副反応が報告されたため、平成25年6月から市町村の積極的な勧奨は控えていました。
キャッチアップ接種の対象者の方
積極的な勧奨を差し控えていた期間に対象年齢だった方に対して、定期の予防接種として予防接種を実施しています。(キャッチアップ接種)この予防接種は、令和7年3月31日までとなりますので、対象の方は早期に接種をお受けください。
対象の方には、お知らせと予診票をお送りしていますが、紛失された方や酒々井町に転入されている方は、保健センターまでお問い合わせください。
キャッチアップ接種の対象となる方
平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女性
すでに自費で接種をお受けになられた方へ
キャッチアップ接種の対象者であって、定期接種の対象年齢を過ぎてから令和4年3月31日までの間、自費で「ヒトパピローマウイルス感染症予防接種」をお受けになられた方に対する費用の助成については、現在、償還払いの制度を実施しております。申請期限は、令和7年3月31日までとなります。
接種の受け方
- 希望する医療機関に、事前に予約を入れてください。
- 接種の際は、「予診票」と「母子健康手帳」をお持ちください。
※母子健康手帳がなくても接種は受けられます。
- 接種費用は無料です。
町内接種医療機関
- まえだ医院
電話番号
043-496-3610
住所
千葉県印旛郡酒々井町東酒々井1-1-77
- 酒々井虎の門クリニック
電話番号
043-310-7021
住所
千葉県印旛郡酒々井町飯積2-8-9
※町外の医療機関でも接種できます。(県内に限ります。ご希望の医療機関、もしくは保健センターまでご確認ください。)
ワクチンの種類と接種スケジュール
- サーバリックス
1回目の接種から1か月後に2回目、2回目の接種から5か月後に3回目の接種を行います。
- ガーダシル
1回目の接種から2か月後に2回目、2回目の接種から4か月後に3回目の接種を行います。
- シルガード9
1回目の接種から2か月後に2回目、2回目の接種から4か月後に3回目の接種を行います。
※シルガード9の場合、この方法で実施できなかった場合、1回目から1か月以上の間隔をおいて2回目を実施した後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目を実施することができます。
※すでに受けている予防接種がある場合、同じワクチンを使用してください。また、間隔があいていても、受けなおしなどは必要ありませんので、不足している回数分だけ接種してください。
ヒトパピローマウイルスワクチンについて
子宮頸がんは、近年20歳から30歳代といった若い女性の発症が増加しているといわれています。子宮頸がんの原因は、ほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染によるもので、女性の約80%が一生に一度は感染するといわれています。感染は一時的で、ほとんどの場合は自然消滅しますが免疫力の低下などにより、感染が長期化すると子宮頸がんに進む可能性があります。ヒトパピローマウイルスワクチンは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の中でも特に原因となりやすい型の感染を防ぐワクチンです。ワクチンは3種類あり、「サーバリックス」では16型、18型のウイルスを、「ガーダシル」においては、6、11、16及び18型のウイルスの感染を防ぎます。「シルガード9」では、それに31、33、45、52及び58型が加えられた9価のワクチンです。
このワクチンは、新たなウイルスの感染を防ぐもので、HPVを排除したり、がんを治したりする効果はありません。
健康被害救済制度について
予防接種法に基づき予防接種を受けた方が、疾病にかかり、障害の状態となり、又は死亡した場合において、その状態がワクチン接種によるものと厚生労働大臣が認めた場合には、医療費及び医療手当等、予防接種法に基づき一定の給付を行う制度があります。