公開日 2022年12月23日
町まちづくり課の社会資本整備総合交付金について、不適切な事務処理により、交付金1,509万1,173円の返還及び加算金582万5,096円を納付する事案が発生いたしました。
経緯
令和3年12月上旬、平成30年度に実施した工事委託が年度内に完了していないにもかかわらず、国予算の事故繰越手続きをとることなく、年度経過後も引き続き工事委託を行っていたこと及び年度内に完成したものとして報告し交付金を受け入れていたことが判明しました。また、当該工事委託において受託者に契約金額を超える作業を行わせ、その増工分を令和元年度の工事委託に含めて支払っていたことも判明しました。
返還する交付金額及び納付する加算金額
- 社会資本整備総合交付金
1,509万1,173円
- 加算金
582万5,096円
事務処理誤りの原因
- 会計制度や補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律の知識が不足していたこと。
- 工事検査職員が工事担当課に配置されていたことで、発注課以外の第三者によるチェック機能が働いていなかったこと。
- 工事等の進捗状況の確認を担当職員に一任し、班長による関与がなく、コミュニケーションが不足していたこと。
- 職員の服務規律や公務員倫理について意識が低下していたこと。
再発防止について
- 会計制度や補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律の課内研修を実施します。
- 企画財政課内に新設した施設総合管理室の職員を工事検査職員として任命し、発注課以外の第三者によるチェック機能の強化を図りました。
- 部下職員が上司に相談できる面談の機会を増やし、風通しの良い職場環境づくりに取り組みます。
- 職員の服務規律や公務員倫理についての意識向上に向けて、コンプライアンスに関する研修を実施いたします。
町長コメント
このたびは、町の行政運営に対する町民の皆様の信頼を損ねましたこと、また、当町の財政に影響を与える事態となりましたことを深くお詫びもうしあげます。
今後、このようなことが起こらないよう、再発防止に努めてまいります。
関係職員の処分について
今後、酒々井町職員の分限・懲戒処分に関する規程に基づき審査会を開催し、厳正に審査し対処いたします。
問い合わせ先
酒々井町まちづくり課
電話番号:043-496-1171(役場代表番号)(内線:150・151)