公開日 2023年06月06日
酒々井町無電柱化推進計画
酒々井町では、令和2年度に「酒々井町無電柱化推進計画」を策定し公表しております。
計画の趣旨
町では、電線類を地中に埋設するなどの手法により、地上から電柱や電線をなくすことで、災害の防止、安全かつ円滑な交通の確保、良好な景観の形成等を図るため、酒々井町無電柱化推進計画を策定しました。
この計画は、無電柱化の推進に関する法律(平成28年法律第112号)第8条第2項の規定に基づき定めるものです。
計画の概要
- 計画期間
令和2年度(2020年度)から令和11年度(2029年度)までの10年間とします。
- 計画の目標
以下の路線を無電柱化計画路線とし無電柱化の実施を推進します。
〈無電柱化計画路線〉
- 町道01-006号線 全線(JR酒々井駅から京成酒々井駅まで) 延長約640m
- 町道01-009号線 国道51号から町道02-008号線まで 延長約70m
- 町道02-008号線 町道01-006号線から町道02-009号線まで 延長約1,090m
- 町道02-009号線 県道宗吾酒々井線から町道02-008号線まで 延長約320m
計画期間内に、以下の無電柱化の実施を目標とします。
目標1 事業中の町道02-009号線の無電柱化の完了
目標2 町指定緊急輸送道路の無電柱化の完了
- コスト縮減・工期短縮等への取り組み
国、千葉県、電線管理者等と連携し、低コスト手法や新技術を積極的に導入・活用してコスト縮減と工期短縮等を図ります。
- その他
関係機関との連携を強化するための推進体制の構築や情報収集に努めるとともに、無電柱化に対する町民の理解と関心を深め、町民の協力が得られるよう、無電柱化に関する広報・啓発活動を推進していきます。
無電柱化計画路線における街路樹について
町では、上記の計画を実施するにあたり、無電柱化の計画路線において支障となる歩道部の街路樹及び街路樹桝の撤去を行っております。事前に整備の支障となる街路樹を撤去することにより下記のような効果も期待でき、歩道空間の有効活用や安全性向上にもつながります。
- 歩道の通行幅が広がります。(車いすでのすれ違いも可能となります。)
- 自然災害による倒木を未然に防ぐことができます。
- 落ち葉による転倒がなくなります。
-
維持管理費のコスト縮減につながります。
【整備イメージ】
※(参考)街路樹の管理費用について
街路樹の適切な管理の為には、年に1回以上の剪定作業等を行うことが望ましいとされております。当町においては、主要幹線道路沿いに約1,000本(R2年度時点)の街路樹があり、これまでの景観を維持するためのお金として、年間約45百万円(1本/約4万5千円)が必要となります。しかしながら、限られた予算の中でこの維持管理費の確保が困難な状況であることから現在では、複数年に1回程度の剪定作業にとどまっています。なお、将来的に支障となる恐れがある街路樹(約1,000本のうちの500本)を撤去し、管理する場合には、下記の通りのコスト縮減が図られます。
FAQ(よくある質問)
Q1.無電柱化ってなに?
A1.無電柱化とは電線類を地中に埋設するなどの手法により、地上から電柱や電線をなくすことで、災害の防止、安全かつ円滑な通行の確保、良好な景観の形成等を図る事業です。
Q2.無電柱化はどのような方法でやるの?
A2.酒々井町では、主に電線共同溝方式による無電柱化をおこなっています。電線共同溝方式とは、道路の地下空間を活用して電力線、通信線等をまとめて収容する無電柱化の手法です。
Q3.電線共同溝は誰が整備するの?
A3.道路管理者が整備しています。また、電線共同溝から各家庭への接続は、電線・通信線管理者が行います。
Q4.電線共同溝の整備中は、沿道にどのような影響があるの?
A4.電線共同溝の設置に支障となる埋設管(水道・ガスなど)の移設工事や電線共同溝の工事の際には、歩道上で工事を行うため、道路規制や、夜間工事にご協力を頂く場合があります。また、各家庭への電線等の接続工事を行う際に、ご協力いただいております。
※歩道という限られた空間内で整備することから同じ箇所を掘削することもあります。
Q5.役場前の街路樹を撤去したのはなぜ?
A5.無電柱化工事の支障となる街路樹等を撤去しております。なお、街路樹を撤去することによって様々な効果も期待できます。詳細については上記「無電柱化計画路線における街路樹について」 をご覧ください。
Q6.無電柱化事業の対象道路沿線に住んでいる場合、電気等の切替(架線→地中)に伴う個人の費用負担はあるの?
A6.道路管理者及び電線・通信線管理者が費用負担して整備します。