墨古沢遺跡総括報告書-下総台地に現存する日本最大級の環状ブロック群-

千葉県印旛郡酒々井町に所在する墨古沢遺跡は、約3万4千年前の旧石器時代環状ブロック群が検出された遺跡です。平成27年度～平成29年度に行われた範囲確認調査により、南北70ｍ、東西60ｍの日本最大級であること、今もなお約6割強が遺存していることが明らかになりました。旧石器時代の人々の移動や交流、生業活動や集団関係について知ることができ、後期旧石器時代はじめの人類社会の在り方を知る上で極めて重要な遺跡であると考えられます。

本書は過去の緊急発掘調査から、このたびの3か年にわたる範囲確認調査の方法と成果、各種分析結果をまとめた総括報告書です。

内容

• 遺跡の概要 / 調査の経過
• 調査の方法と成果
• 緊急発掘調査
• 範囲確認調査
• 微地形の調査
• 自然科学分析
• ローム層の分析（テフラ、プラント・オパール）
• 炭化材の分析（樹種同定、放射性炭素年代測定）
• 花粉分析ボーリング調査
• 古環境とその変遷
• 黒曜石産地推定
• ガラス質黒色安山岩産地推定
• 考察 / 総括 / 写真図版

体裁

A4版、総頁193ｐ、重量780ｇ、頒価2,500円（税込）

購入方法

酒々井町教育委員会生涯学習課窓口にて購入できます。郵送希望者につきましては別紙郵送申込書を記入の上、代金及び郵送料を現金書留で下記までお送りください（郵送はレターパックライト370円を使用）。なお、数に限りがありますので、おひとりさま1部でお願いいたします。

販売のご案内.pdf(234KB)

別紙　郵送申込書.doc(33KB)

別紙　郵送申込書.pdf(70KB)

問合せ・申込先

285-0922　千葉県印旛郡酒々井町中央台4-10-1（中央公民館内）

酒々井町教育委員会生涯学習課文化財班

TEL：043－496－5334