公開日 2018年06月01日
酒々井町空撮(平成22年撮影)
酒々井駅古松碑
明治維新の後、数百年にわたり酒々井町を支えた制度、産業は消滅し大きな変動期を迎えました。明治初期の「酒々井駅古松碑」は、変わりゆく郷土を書き記した記念碑でありまた郷土を愛する願いが刻まれています。
そして明治22年(1889)の町村制施行と共に近隣16ヵ村が合併し酒々井町が誕生しました。以来着実な歩みを続け、昭和50年代には大規模な住宅開発に伴う急激な人口増加によりそれまでの農業中心の町から都市機能を備えた住宅都市へと変貌し、現在では人口2万人を超える町へと発展しました。酒々井町は、この間一度も合併することなく現在にいたる「日本で一番古い町」です。
島田長右衛門家・島田政五郎家
莇吉五郎家
現在町を走る鉄道3路線、高速道路、国道2路線、県道3路線の充実した交通網は、原始・古代以来町の歴史に大きな影響を与えてきた交通の要衝たる酒々井町の本質を引き継いでいます。
また旧酒々井宿に残る呉服問屋「島田長右衛門家」、灯油製造「島田政五郎家」、醤油醸造「莇吉五郎家」といった豪商の建物は当時の酒々井の繁栄を、さらに馬橋の酒造会社飯沼本家、養蚕家の建物、上岩橋のレンガ倉庫は新しい時代への適応を目指した町民の志向を現在に伝えています。
お問い合わせ
文化観光課文化観光振興班
住所:千葉県印旛郡酒々井町中央台4丁目10番地1
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FAX:043-496-5323