公開日 2018年06月01日
国指定史跡「本佐倉城跡」空撮
鎌倉~室町時代にかけて武家政権を中心とした政治体制のなか、酒々井町は房総平氏の流れをくむ上総氏、その後は千葉氏により支配されていました。15世紀の後半、関東の戦乱を背景に千葉氏は、水陸の交通の要衝である酒々井町に居城を築きます。
千葉勝胤安堵状(浄泉寺文書)
以後、天正18年(1590)に豊臣秀吉の天下統一により千葉氏が滅びるまで9代の城主、約百年間にわたり下総の首府、「佐倉」と呼ばれ栄えます。千葉氏の居城である本佐倉城を中心に市場、町屋、武家屋敷、寺院、港が整備され、人々が集まり祭礼が行われ、和歌集などが編纂されるなど文化の中心地でもありました。
本佐倉城の城下とその周辺には40を超える寺院があり、特に吉祥寺や清光寺、浄泉寺などは千葉氏ゆかりの文物が伝わっています。
この時期の交通網、千葉氏の野馬牧場、城下祭礼である馬による競馬は、千葉氏が滅んだ後も継承され、明治初期まで酒々井町を特徴づけていました。
本佐倉城跡の詳細については「よみがえる本佐倉城跡」もご覧ください。
お問い合わせ
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